皆さんは Vaporwave(ヴェイパーウェイブ) という音楽ジャンルをご存知でしょうか?
一見すると不思議で奇妙な印象を受けるこの音楽ですが、聴き込むほどにその独特な世界観に引き込まれていきます。私自身も、最初は名前すら聞いたことがなかったのですが、今では日常の中で欠かせない音楽の一つになっています。今回は、Vaporwaveとの出会いや楽しみ方、さらにおすすめのアルバム・曲までを詳しくご紹介します。
Vaporwaveって何?
Vaporwave は2010年代初頭にインターネットを通じて生まれた音楽ジャンルです。
特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
Wikipediaでは、Vaporwaveは「過去に大量生産され忘れ去られた人工物や技術への郷愁、消費資本主義や大衆文化への批評や風刺」とされています。基本的にはパソコンとDAW(音楽制作ソフト)で制作される音楽です。
私個人の感覚では、Vaporwaveとは “もやのような幻想的な空間を音で表現する音楽” だと考えています。聴いていると、まるで心がふわりと浮かび上がるような不思議な感覚に包まれ、甘く懐かしい気持ちになるんです。
わたしとVaporwaveの出会い
私が初めてVaporwaveに触れたのは 2016年頃 でした。当時は仕事に追われ、音楽を聴くことすら疲れる日々。特に歌ものは疲れやすく、ループ系の音楽を求めていたんです。
そんなときに出会ったのが Macintosh Plus『Floral Shoppe』 に収録された「リサフランク420/現代のコンピュー」でした。
初めて聴いた瞬間、どこか懐かしい気持ちに包まれました。頭の中に浮かぶのは夢のような景色で、幼少期の記憶の断片を呼び覚ますような感覚です。
この音楽体験は、まるで 過去と未来が同時に存在する感覚。私は繰り返し聴くうちに、その甘く心地よい世界観に魅了されていったんです。
Vaporwaveのサブジャンルも面白い
Vaporwaveには多くのサブジャンルがあります。中でも私がおすすめするのは Mallsoft です。
初心者はまず Mallsoft から入り、徐々に気に入ったサブジャンルを深掘りすると楽しみ方が広がります。
Mallsofとについての記事も書いていますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
Vaporwaveの楽しみ方・聴き方
Vaporwaveは聴くシチュエーションによって印象が大きく変わります。
さらに、ヘッドホンで聴くと 細かい音のニュアンスや残響感 まで感じ取れ、没入感が一層高まります。
私の個人的なおすすめは、深夜のコンビニに行く際に聞きながら散歩をすることです。
より音楽にのめり込むことができますよ。
5. 私のおすすめアルバム・曲
ここでは、Vaporwaveを体験する上で特におすすめのアルバムや曲を紹介します。
- Macintosh Plus『Floral Shoppe』
- 代表曲「リサフランク420/現代のコンピュー」は必聴
- Vektroid名義のその他作品
- ESC不在、情報デスクVIRTUAL、Laserdisc Visions など
- Mallsoft系作品
- 架空モールの空間をリアルに体感できる作品が多数
- 安全に聴きたい場合は 公式BandcampやSpotify を利用すると安心
これらの作品を聴くことで、Vaporwaveの世界観を存分に味わうことができますよ。
まとめ:Vaporwaveは音楽以上の体験
Vaporwaveは 単なる音楽ジャンル ではなく、ひとつの 感覚体験 です。
夢のような風景、幼少期の記憶の断片、郷愁と現代性の交錯を、音楽を通じて体験できます。
初めて聴くと奇妙に感じるかもしれませんが、繰り返し聴くうちにその不思議な世界に自然と惹かれるはずです。私にとってVaporwaveは、日常の雑音から逃れ、心を優しく包み込んでくれる特別な音楽です。
ぜひ一度Vaporwaveを聴いて、その摩訶不思議な魅力を体感してみてくださいね。

