PUNK

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団地の日々(二)

高校生になった私は、バンドに熱中していた。中学三年生の夏、叔父からギターを貰った。それから、音楽に熱中した。自転車で三十分ほどかかる街中のレンタルCDショップに通うことが日課になった。高校に入るとアルバイトを始め、機材を揃えた。幼馴染とバンドを組み、地元のコンテストに出場したり、学園祭でライブをしたりした。