転職を決めた時、正直「単身赴任」という言葉は頭の片隅にもなかった。
前職を辞めたかった理由は明確だった。終わりのないノルマ、帰れない日々、根性論で回る職場。「人間らしい働き方がしたい」それだけだった。
転職先を選ぶ基準はシンプルだった。環境が変わること、成長できること、そして待遇。
ただ一つ、見落としていたことがあった。全国展開の会社に転職するということは、単身赴任になる可能性があるということだ。
この記事では、私が全国展開の会社に転職したリアルをお伝えします。
転職して単身赴任になった経緯
前職は一つの県で展開する独立資本のディーラーだった。転勤はあっても、せいぜい同じ県内の話だった。
転職先は全国展開の会社だ。それがどういう意味を持つか、入社してから実感することになる。
入社して数年後、内示が出た。「○○へ異動してもらいたい」
正直、驚きはなかった。全国展開の会社に入った時点で、どこかでそうなる可能性は織り込んでいた。
ただ、実際に辞令が出た時の感覚は別物だった。家族と離れる。見知らぬ土地で一人暮らしが始まる。頭でわかっていても、体がついていくまでには時間がかかった。
単身赴任になって気づいたこと
単身赴任になって、転職の判断が正しかったかどうか改めて考えることがある。
答えは「正しかった」だ。ただし、想定外のコストがあった。
得たもの
前職では想像できなかった時間の使い方ができるようになった。休日はしっかり休める。副業も始められた。精神的な余裕が生まれると、仕事のパフォーマンスも上がった。
失ったもの
家族との時間だ。これは数字で表せない損失だ。単身赴任になって初めて、毎日当たり前にいた人がいないことの重さを知った。
前職の地獄のような日々を乗り越えた経験は、単身赴任の孤独や不便さと向き合う時にも活きている。あの頃よりはマシだ、と思える基準があることは強い。
転職を考えている人に伝えたいこと
転職を考えているなら、一つだけ確認してほしいことがある。
その会社は全国展開しているか。
全国展開の会社は、転勤・単身赴任がセットでついてくる可能性が高い。入社前に確認できることは確認しておいた方がいい。
転勤の有無、赴任手当の条件、帰省費用の補助。これを事前に把握しているだけで、いざ辞令が出た時の心の準備が全然違う。
私は知らなかった。だから驚いた。あなたには同じ思いをしてほしくない。
ただ、一つ言えることがある。転職して単身赴任になったとしても、それは決して悪いことだけではない。
一人の時間は、自分を見つめ直す時間でもある。副業を始めるきっかけにもなった。料理も覚えた。生活力がついた。
転職は「逃げ」ではなく「次に進む決断」だ。単身赴任はその副産物かもしれないが、乗り越えた先には確実に何かが残る。
まとめ
転職したら単身赴任になった。それが私の話だ。
前職の地獄のような日々を抜け出して、人間らしい働き方を手に入れた。その代わりに、家族と離れる生活が始まった。
トレードオフだと思っている。でも後悔はない。
転職を考えているなら、単身赴任のリスクもセットで考えておいてほしい。その上で決断したなら、きっと乗り越えられる。
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