単身赴任が決まり、生活費を月5万円に抑えようと考えているあなたへ。
結論から言うと、初月から「5万円」に固執するのは非常に危険です。 私は実際に42,950円で初月を凌ぎましたが、慣れない環境で無理を重ねた結果、2度も体調を崩してしまいました。
1,000km離れた家族のために節約するはずが、自分が倒れてしまっては本末転倒です。
この記事では、私の『失敗だらけの家計簿』を公開し、「なぜ初月は+2万円の余白が必要なのか」、そのリアルな理由と対策を解説します。
単身赴任初月は「予算5万円」に+2万円の余白を持つべき理由

単身赴任初月、生活費を5万円以内に収めることは不可能ではありません。しかし、私は実体験として、あらかじめ「プラス2万円」の予備費を持っておくことを強くお勧めします。
なぜなら、生活基盤をゼロから構築する初月には、通常の維持費(ランニングコスト)以外に、以下のような「目に見えない出費」が必ず発生するからです。
私は「42,950円 + 自腹の交際費7,000円」で初月を乗り切りましたが、その代償は小さくありませんでした。
身体も精神も、一度調子を崩しては元も子もありません。
私の失敗を元に、初月の生活をどう「デザイン」すべきか、具体的に紐解いていきましょう。
【実録】単身赴任1ヶ月目の家計簿公開|自炊徹底で42,950円の全内訳
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 食品(スーパー) | 19,345円 | 自炊メイン、米代含まず |
| 嗜好品(酒・煙草) | 8,621円 | 節酒のきっかけになった出費 |
| 生活・掃除・備品 | 10,182円 | 100均2往復+ドラッグストア |
| 外食・交際費 | 4,012円 | ※別途、自腹7,000円あり |
| 合計 | 42,950円 | +αで実質約5万円 |
こちらが私の単身赴任初月の生活費の内訳です。
特に注目していただきたいポイントは、生活立ち上げのために必要な生活用品や消耗品などの調達のために、100円ショップを利用したにもかかわらず、10,182円という少なくない金額がかかっている点です。
これは、引っ越し初日に掃除用品や備品、そして洗剤といった消耗品などの細々とした買い物のためにかかった費用です。
付記すると、一回の買い物では過不足がわからず、1日に2回買い出しに足を運んでいます。
近所に100円ショップがあったので、不足を感じたらすぐ2回に行けるので便利ですが、皆さんには不便だと思ったらメモをとっておくことをオススメします。
その後も、ちょこちょこと足りないものを買い増しして、8,800円という金額になっています。
続いて、嗜好品に8,621円かかっていることも見逃せません。
これは、主に酒・煙草にかかった金額です。酒はキンミヤのパックとトリスの瓶を購入して節約をしていますが、ビールも購入しています。毎日酒を飲むことで生活費のかなりの比重を嗜好品が占める形となりました。
余談ですが、私はこの家計簿の金額を見て、お酒にお金を費やすことが馬鹿らしくなり節酒・節煙をするようになりました。
また、外食については、4,012円かかっています。このほかに、7,000円ほど、自分の財布から出したものもあり、それを含めればちょうど5万円ほどの生活費です。
この外食は、疲れ果てて外で食べて帰宅した平日の出費、それから上司との付き合いでいった居酒屋やランチの費用が含まれています。
一方で、自炊メインでの生活のため、食費は2万円程度とかなり抑えることができています。
私は親戚から米を送ってもらっているので、その分の費用がこの中に含まれていませんが、その費用を含めると25,000円程度になるでしょう。
単身赴任初月の生活費のポイント
初日に100円ショップを2往復!7,000円散財して分かったこと

先ほどお伝えしたように私は初日に100円ショップを2往復し、約7,000円を散財しました。
この7,000円の中で使わなかったものはほぼないのですが、ひとつだけ無駄なものを買ってしまいました。
それは、石鹸置きです。まず、こんなものでも買わなければならないのか、と購入した時に痛感したのですが、石鹸を直置きするわけにもいかないので渋々購入したものでした。
ですが、私はコストパフォーマンスの関係から、翌月からハンドソープに切り替えたのです。そのこともあり、結果的に石鹸置きは無性の長物とかしてしまいました。
このことから、生活してみないとわからないこともあるんだなと思うと同時に、妻が家で普段やってくれていたことに対して、私自身の理解の度合いがいかに浅かったかを思い知らされました。
石鹸置き一つ、自分で選んで買う。そんな当たり前のことが、単身赴任ではひどく孤独で、面倒な作業に感じます。
同時に、これまで当たり前に家の中を整えてくれていた妻の存在が、1,000kmという距離を超えて痛いほど胸に刺さりました。
『不便』を感じるたびに、感謝が足りなかった自分を思い知らされる。
これも単身赴任初月の隠れたコストかもしれません。
また、初日に100円ショップを2往復もした私ですが、それは不要であったと今では思っています。
購入するのは初日は基本的にキッチン周りのものだけでOKです。掃除用品は次の休みの日でも問題がありませんでした。
生活は、はじめてのことだらけです。後になってわかることもたくさんあります。
なので、生活する中で本当に必要だと感じたもの、要するに不便を感じてから購入した方が結果的に無駄な買い物をしないこともあるのです。
単身赴任初月の100円ショップ利用のポイント
新生活の洗礼「上司とのランチ・飲み会」でいきなり4,000円

単身赴任初日で最も予想外だったのは、交際費についてです。
赴任初日のお昼ご飯は、上司とのランチでした。ここでいきなり1,000円が家計から削られるとは思っていなかったので、正直内心ビクビクしていました。
さらに、その夜も飲み会。
初日でいきなり4,000円の出費となりました。
もちろんお金があればいくらでも行きたい気持ちはあるのですが、私は生活費とお小遣い、帰省費用の積立を含めて6万円でやりくりをしているので、頻繁に飲みに行くことはできません。
結果として、その月は誘われるがままに何度か盃を重ね、1万円程度の出費となってしまいました。
酒の楽しさは一晩きりで儚いものです。
その翌日から、私は減っていく財布の中身を不安に思いながら、自炊生活を始めました。

初めての夕ご飯はスーパーで買ってきたイカの刺身。
これは東京では食べられないような新鮮で美味しいものでした。
そして値段も圧倒的に安いものでしたので驚きました。
この経験が私の自炊生活の希望となったのです。
しかし、その次の日は鶏むね肉を焼いたものに醤油をかけただけのもの。
これはボソボソとして、私の自炊生活の先行きに対する希望の柱をへし折り、不安にさせるには十分な効果がありました。

このようなメンタルのシーソーゲームの中で、私は少しずつ自炊を訓練していきました。
料理を失敗するたびに、妻の顔が瞼の裏に浮かびました。
これまで家で料理を作ってくれていた妻は遠く1,000km離れた東京にいます。
もっと妻の料理を味わってたべるべきだった。
そして美味しいと毎日感謝すべきだったと後悔しました。
単身赴任初月の交際費のポイント
調味料を一度に揃える恐怖と「めんつゆ最強説」

100円ショップで散財し、飲み会でさらに生活の原資を失った私は、粛々と自炊生活に邁進しました。
しかし、節約に向き合う私の前に更なる壁が立ちはだかったのです。
それは、調味料でした。
料理をするうちに、調味料の必要性を感じた私は、最初は醤油、ついでめんつゆ、そして酢、白だし、味醂や酒、顆粒だし、というように少しずつ調味料を揃えていきました。
しかしそれらは決して安いものばかりではありません。というよりは、安いものでもある程度の値段はするので、どうしても財布を圧迫します。
気づけば、調味料にかなりの金額を使ってしまっていました。
もちろん、調味料はすぐに減るものではありません。
しかし、この費用を計算のうちに入れていなかった私は、かなり焦りました。
さらに、今思えば、初月は正直醤油とめんつゆだけでもよかったかなと思っています。
調味料の費用も初期投資として、計算のうちに入れておくことが必要です。
まとめ|初月は「投資」と割り切り、持続可能な5万円生活へ

単身赴任初月は、いわば「新生活のセットアップ期間」です。 私が身をもって学んだのは、「気合だけの節約は、健康とメンタルを削る」という事実でした。
最後に、これから赴任地へ向かうあなたへ、3つのアクションプランを贈ります。
初月のドタバタを乗り越えれば、生活は必ず安定します。
2ヶ月目以降、無理なく「月5万円」を維持するための具体的な仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
今日も一日、なんとか暮らしていきましょう。
あなたの新しい生活が、健やかなものになるよう応援しています。




