なんとなく眠れない夜。
布団の中で、あれこれと明日以降の仕事の段取りや、自分自身の成長について考えてしまう。
毎日、組織のため、自分の成長のために頭をフル回転させて戦っているからこそ、夜になっても脳の興奮が冷めません。
気がつけば少し不眠症気味になっている……。
疲れが取れないままジリジリと身体と精神が蝕まれていくような焦りを、あなたも感じていませんか?
私もそうでした。
ある夜、どうしても眠れずに、私はあてもなく外へ出てみました。
しんとした夜の街を歩き、誰もいない公園にたどり着いたとき、まるで全ての時間が止まったような感覚を覚えたのです。
それは、長い間忘れていた感覚でした。
じわりじわりと緊張がほぐれ、頭の中の澱(おり)のようなものが身体の外へ流れ出るのを感じながら、私は大きなため息をつきました。
その日を境に、私の夜の過ごし方は変わりました。
この記事では、お金をかけずに単身赴任の孤独を解消し、心と体を健やかに整える方法として「夜の散歩」と「カメラ」を組み合わせた過ごし方について解説します。
毎日戦うマネージャー層を蝕む「脳の疲労」と不眠のループ

常に「成長」を求められる単身赴任の重圧
見知らぬ土地での新しい任務や、成果への焦り。
これらは、私たちが思っている以上に心に重荷をかけています。
そのため、布団に入っても仕事の考え事が止まらず脳のスイッチが切れない状態になります。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド」より
働き盛り世代のストレスは、深い睡眠を妨げる大きな原因になります。
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
就寝前にパソコンやスマホから離れ、リラックスする時間を意識して作ることが不可欠です。
頭を休める時間を作らないと、疲れが取れない悪循環に陥ってしまいます。
なぜ「何もしない夜の散歩」が、最高の特効薬になるのか?

「すべての時間が止まった世界」で頭の澱を流す
夜の散歩には、誰のためでもない、何もしなくていい自由があります。
昼間の忙しい役割を脱ぎ捨てて、ただ歩く。
しんとした夜の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込み、大きなため息をつきます。
すると、一日中張り詰めていた自律神経の緊張がゆっくりとほどけていくのが分かります。
「遠くのスーパー」や「見知らぬ路地」が、小さな冒険になる
散歩を続けるコツは、あえて少し離れた目的地を設定することです。
例えば、福岡の少し遠くにあるスーパーまで歩いてみます。
翌日の自炊に使う新鮮な食材を探しに行く、といった目的を持たせるのです。
見知らぬ路地を歩くだけで、単調な毎日の生活が小さな冒険へと変わっていきます。
風景を切り取る。「カメラ」を持つと、孤独は「静かな時間」に昇華する

スマホや一眼レフで、赴任地の「気配」を写す
ただ歩くだけでなく、レンズを通して街を眺めてみます。
すると、普段は見落としていた街灯の光や、夜空の陰影に気づくようになります。
カメラを持つことで、寂しいと感じていた夜の道が美しい風景に姿を変えます。
大切なのは、機械の性能や難しい技術ではありません。
そのとき自分が綺麗だと思った、その場所の独特な空気感や雰囲気を切り取る楽しさです。
静かな夜にシャッターを切る瞬間は、何にも邪魔されない贅沢な没頭の時間になります。
形から入る!自分のためだけの時間を取り戻す私の相棒

ランニングシューズを履く。そこから先は「私の時間」
外へ出るための一歩を軽くするには、道具から入るのもおすすめです。
私は、お気に入りの「アディダスのシューズ」を玄関に置いています。
シューズの紐を結ぶ行為そのものが、心の切り替えになります。
「ここからは仕事でも家族のためでもない、自分を労る時間だ」という大切な気持ちのスイッチになります。
世界の輪郭を鮮明にする、愛用のカメラ
散歩の相棒として、私は「Nikon D3500」という一眼レフカメラを肩にかけます。
このカメラを構えてファインダーを覗くと、世界の景色がいつもより鮮明に見えます。
静かな夜の街でカシャリと音を響かせる時間は、自分自身の心を静かに整える贅沢な儀式です。
まとめ

単身赴任の孤独や夜の不眠は、決してあなたが弱いからではありません。
それだけ毎日を全力で生きている証拠です。
今夜、もし眠れなかったら、一足のランニングシューズを履いて外に出てみませんか?
何もしない、ただ息をするためだけの時間が、明日を生きるあなたの心を静かに整えてくれるはずです。






